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子供がプログラミングを学ぶメリットとは?

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出典: https://pixabay.com/


社会の情報化が進み、子供たちまでもがスマホを持つ時代となりつつあります。また、小学校でのプログラミング必修化も検討されています。そんな中、子供と保護者が共にプログラミングに関心を持ち、プログラミング教室に通う子供が増えているようです。


プログラミングってどんなもの?

プログラミングとは、一般にコードを書いて、意図した通りにプログラムを動かす事です。身近な例で言うと、PCはもちろんのこと、スマホアプリや、このWebページですら、プログラミングは用いられています。


プログラミングは単純

ただ単に、文字を画面に表示することや、四則演算、条件分岐などといった、とても単純なことをすることもできます。

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例えば上の赤枠の部分。文字表示と足し算と"a+b"が"11"の時だけ"eleven"と表示してくれるプログラムです。とても単純なものだと思いませんか?

基本的には、プログラミングの学習を始める際は、このようなことから始めることが多いと思います。


様々な言語がある

プログラミングをする際に書く、コードの種類を言語と言いますが、その言語にも様々な種類があります。

例えば先ほどの例で用いたのはC言語というものです。もちろん他の言語を用いても同じプログラムを作ることができます。

同じものが作れるのになぜ様々な言語があるのでしょうか?それは、言語にも得意、不得意な分野があるからです。言語によって、ソフトウェア開発に向いていたり、他にも、システム開発やサーバ側の開発に向いていたりします。 そのため、様々な言語が存在します。


子供がプログラミングを学ぶメリット

大学生などが専門として、プログラミングを学ぶということは、当然よくあることですが、小中学生のうちにプログラミングを学んでおくとどんなメリットがあるのでしょうか?


論理的思考が身につく

プログラミングというのは、論理的に組み立てていくものであるので、やはり小さいうちに学んでおくと、論理的思考が大きく成長するでしょう。
また、算数や数学も、このような思考に基づいているので、問題に対しての取り組み方も学べるでしょう。

私自身、大学生になって初めてプログラミングを学びましたが、実際に学んでみて、昔より論理的に物事を考えられるようになったと感じます。

しかしやはり、柔軟な発想力を持ち、モチベーションの高い、子供たちの方がプログラミングの経験を通して、得るものは大きいと言えます。


将来役に立つ

急速にIT化が進んでいるため、プログラミングのできる人材は不足し、重宝されるはずです。

また、プログラミングは、初めにその考え方に慣れるのが大変なため、早いうちにその段階をクリアしておくことで、かなり有利になると考えられます。

どれか1つの言語や、プログラミングの考え方に触れておくことで、将来的にどの言語をやるにしても、スムーズに身に付けることができるでしょう。


PCの扱いに慣れる

今は、ネット―サーフィンや、ショッピングなど、大半の事がスマホで済んでしまう時代ですが、便利になった分、PCに触れる機会が少なくなり、若い世代では、PCの扱いが苦手という方が増えています。課題のレポートを、スマホで済ませてしまうという大学生もいる程です。

しかし、仕事をするにもPCは欠かせませんし、処理能力まだまだPCの方が圧倒的に上です。そのため、PCはこの先の時代も必要不可欠なものです。

プログラミングの学習は主にPCを用いて行うので、学習を通して、徐々にPCに慣れることができるでしょう。


スクールに通うメリット

プログラミングスクールに通って、プログラミングを学ぶことは、独習するのと、どう違うのでしょうか。


楽しみながら学べるスクール

スクールの指導方法によりますが、ゲーム形式で学ぶことができたりするので子供たちは楽しみながら学ぶことができるでしょう。

また、他の子もいるので、自然と子供たちのモチベーションも上がることでしょう。


カリキュラムがある

カリキュラムがあるということは重要なことです。なぜなら、何をどのように学習すべきかということを教えてくれるからです。

独習において、最初の難関は、実行環境作りと、何を学ぶべきなのかを探すことだと思います。

スクールに通えば、このような事で悩まずに済むでしょう。


個々のサポートが手厚い

全体の進行度合いに、ついていくことのできない子がいても、講師ができるまで個々にサポートしてくれるというスクールが多いです。

そのため、子供達は挫折することなく、カリキュラムの到達目標に達することができます。


独習するなら

もし、プログラミングを独習する、という場合は何から始めれば良いのでしょうか。

比較的、始めやすいものをいくつか紹介します。


C言語

とてもメジャーな言語であり、学習するための書籍や、webサイトが充実しているので、プログラミングの入門には向いていると言えます。

Cの絵本―C言語が好きになる9つの扉

Cの絵本―C言語が好きになる9つの扉


私は、C言語から学びましたが、その際にこの本を参考にしました。イラスト付きで解説されており、1ページ毎の情報量が多すぎないので、とても読みやすい本です。

C言語から始めるならば、参考にしてみてはいかがでしょうか。


Scratch

一般的にプログラミングは、その言語の構文を、ある程度理解し、覚えることから始めますが、このScratchでは、その段階を踏まずにプログラミングをすることが可能です。 また、ブラウザ上で動かすことが出来るので、実行環境作りも省くことができます。

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処理内容が書かれたパーツがいくつもあり、それらをスクリプトエリアにドラッグ&ドロップして、パーツを組み合わせることで、キャラクターの動きを、制御することができるという仕組みです。

PCに保存されている画像も使うことができるので、組み合わせることによって、オリジナルのゲームなどを作ることができます。

直感的に操作でき、子供にも親しみやすいという点から、スクールでも多く用いられているようです。

スクラッチのサイトはこちら

scratch.mit.edu

JavaScript

JavaScriptの実行環境は、ブラウザとメモ帳さえあれば、最低限作ることが可能なので、導入の敷居が低いです。

JavaScriptには、フレームワークと呼ばれるプログラムの骨格のようなものがたくさんあり、それらを用いることでゲームなども、難しい演算などをしなくても作ることが可能です。

JavaScriptの絵本

JavaScriptの絵本

絵本シリーズでは、JavaScriptの絵本も出版されているので、JavaScriptを始める際は、是非、参考にしてはいかがでしょうか。


最後に

スマホの普及により、個人がアプリ開発を行ったりする時代となり、プログラミングは、昔に比べ、とても身近なものになったと言えます。

また、小学校でもプログラミングが必修となる方針もあるため、子供たちがプログラミングに興味を持つことはとても良いことだと思います。