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【867Mbps】11ac対応無線LANルーター「I-O DATA EX-WNPR1167F」を使ってみた

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今まで使用していた無線LANルーターの調子が悪くなり、I-O DATAのEX-WNPR1167Fに変えてみたので、レビューしてみたいと思います。


EX-WNPR1167Fの概要

今回購入したのは、2階建/3LDK向けのものです。

親機のみ購入しました。

他にもオプションとして、中継器や、USB子機を購入することが可能です。


特徴

  • 無線LAN規格IEEE802.11acに対応
  • 2.4GHz5GHzの2つの周波数帯を利用可能
  • ビームフォーミング機能搭載
  • MU-MIMOに対応
  • 16台まで機器を接続可能


IEEE802.11ac、いわゆる「11ac」に対応しており、最大867Mbps(規格値)の通信が可能です。

5GHz帯を使うことで、2.4GHz帯に比べ、電波干渉を抑えた通信をすることができます。

また、ビームフォーミングにより、受信する位置で電波がちょうど強くなるので、安定した通信が可能となっています。

さらに、受信端末がMU-MIMOに対応していれば、2台まで同時に通信が可能であるので、全体として通信速度の上昇が見込めます。


スペックの詳細はこちら

http://www.iodata.jp/product/network/wnlan/ex-wnpr1167f/index.htm

レビュー

開けてみる

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箱はそれほど大きくなく、とてもシンプルです。


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内容は、

  • ルーター本体
  • ACアダプター
  • LANケーブル
  • 設置用スタンド
  • セットアップガイド
  • 設定情報シート

となっています。


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スタンドをつけるとこんな感じ。

あまり場所を取らず、重さは240gと非常に軽いです。


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側面端子部はこのようになっています。

  • 電源ポート
  • インターネットポート
  • LANポート×4
  • モード切替スイッチ
  • 初期化ボタン
  • WPSボタン

があります。


接続

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接続は非常に簡単です。

  1. モデムを再起動する
  2. モデムのLANポートとルーターのインターネットポートを付属のLANケーブルで接続
  3. ルーターにACアダプターを接続し、電源を入れる


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2.4GHz、5GHzのランプが点灯すればルーターの接続は完了です。


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スマホなど受信側の設定は、このルータ―のSSIDを選択して、暗号キーを入力すれば完了です。

SSIDの末尾が2Gの方が2.4GHz帯5Gの方が5GHz帯に対応しています。


通信速度を測ってみる

Speedtest.net Speed Test
Speedtest.net Speed Test
開発元:Ookla
無料
posted withアプリーチ

通信速度の測定には、iPhone6Sにて「Speedtest.net Speed Test」というアプリを使用しました。

ちなみに回線は、auひかりで最大1Gbpsです。

今回、3階建ての家において、2階にルーターを置いて検証してみました。

1.ルーターのある部屋の場合

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ルーターのある位置から近く、間に遮るものがない場所で測定しました。

また、比較用にauの4G回線も測定しました。

5GHz2.4GHz4G回線
PING[ms]5439
ダウンロード[Mbps]80.9556.289.96
アップロード[Mbps]96.8895.4313.04

総合的に見るとやはり5GHz帯が最も早いです。

2.4GHz帯5GHz帯、ともにYouTubeなどの動画を快適に見ることのできるスピードであると言えます。

PING値も小さいのでオンラインゲームなども、ラグが少なく安定したプレイが可能です。


2.ルーターとの間に電波を遮るものが多い場合(1階)

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ルーターと測定場所の間に、壁やドア、コンクリートなどの遮蔽物が多い1階で測定しました。

5GHz2.4GHz4G回線
PING[ms]4428
ダウンロード[Mbps]20.7044.076.14
アップロード[Mbps]15.8451.689.67

このような環境だと2.4GHz帯の速度が、5GHz帯の速度を上回りました。

やはり、5GHz帯は遮蔽物が多いとガクッと通信速度が落ちてしまうようです。

この場合は、2.4GHz帯を使った方が良さそうですね。


3.ルーターとの間に少し電波を遮るものがある場合(3階)

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1階に比べ、ルーターとの間に遮蔽物が少ない3階で測定しました。

5GHz2.4GHz4G回線
PING[ms]6633
ダウンロード[Mbps]71.4655.8719.35
アップロード[Mbps]97.4547.796.00

この場合は、5GHz帯を使った方が早くなりました。

2.4GHz帯も十分なスピードが出てますが、どうせなら早い方がいいですね(笑)


まとめ

状況に応じて、2.4GHz帯5GHz帯を使い分けることによって快適に通信することができます。

2階建/3LDK向けとなっていましたが、3階建でも十分快適に使うことができます。

回線は、ルーターの性能を十分引き出すには、1Gbps以上が望ましいですが、100Mbps程でも問題ありません。

接続台数が多くても、安定するので、家庭用におすすめな無線LANルーターです。